ChatGPTでメール件名を作る|5案の実例と選び方 公開日:2026年10月23日 https://dendendori.com/2026/10/23/chatgpt-email-subject-check/ メール本文は書けたのに、件名が「確認のお願い」だけになってしまう。そんなときは、ChatGPTに件名の候補をいくつか作ってもらうと、伝え方を比べられます。 選ぶ基準は、響きのよさだけではありません。何の連絡か、誰が対応するのか、期限はいつかを元の用件と照合しましょう。この記事では、架空の備品確認メールを使って実際に生成した5案と、選ぶときの確認点を紹介します。 件名を作る前に条件をそろえる [#subject-prepare] 入力した文と実際の返答 [#subject-run] 5案を比べて選ぶ [#subject-compare] 送信前に本文と照合する [#subject-check] 練習資料と関連記事 [#subject-download] 件名を作る前に条件をそろえる まず、用件を短いメモにします。必要なのは、対象になる資料や仕事、相手にしてほしいこと、確定している期限です。期限が決まっていない場合は、その点も伝えます。 今回の例は、部署の人に備品貸出表を見てもらう連絡です。確認するのは全員ですが、返信するのは利用希望が抜けている人だけ。この違いを入力に含めます。 OpenAIの公式資料では、求める結果に加えて、背景、出力の形、変えない条件を伝える考え方が説明されています。以下の入力は、それを件名作成に合わせて当ブログで組み立てたものです。出典:OpenAI「Prompting」 [https://learn.chatgpt.com/docs/prompting]。 入力した文と実際の返答 次の部署・資料・日付は、すべて記事用の架空の練習条件です。実在する社内資料や個人情報は使用していません。本文の作成やメール送信も行っていません。 実行環境:ChatGPT Webの新規一時チャット。画面のモデル表示はGPT-6、思考量はExtra High(極高)。2026年10月23日18時56分26秒に入力し、18時59分06秒に完了を確認しました(日本時間)。 入力した文 日本語の社内メールの件名を5案作ってください。本文の作成やメール送信は不要です。 これは記事用の架空の練習です。 相手:同じ部署の備品利用者 用件:「11月の備品貸出表」を確認して、利用希望が抜けていたら返信してほしい 返信期限:10月28日17時 対象期間:11月1日〜30日 返信が必要な人:利用希望が抜けている人だけ 希望:件名だけで、何の確認かと返信期限が分かる。落ち着いた社内向けの言い方にする。 条件:各件名は35文字以内を目安にする。「至急」「重要」「再送」は使わない。新しい予定や約束を足さない。 最初に番号付きで件名を5案出してください。その後、おすすめを1案選び、用件と期限の伝わり方から理由を1文で説明してください。 実際の返答 返答のテキストを全文掲載します。画面上の装飾は省いていますが、文章の省略や書き換えはしていません。 1. 【11月備品貸出表】希望漏れのみ10/28 17時までに返信 2. 11月備品貸出表の確認(漏れのみ10/28 17時まで返信) 3. 【10/28 17時期限】11月備品貸出表の希望漏れ確認・返信 4. 11月備品貸出表:希望の記載漏れは10/28 17時までに返信 5. 11月分備品貸出表のご確認(漏れがあれば10/28 17時まで返信) おすすめ:2番 「11月備品貸出表の確認」で用件が明確になり、「漏れのみ10/28 17時まで返信」で返信が必要な対象者と期限を簡潔に伝えられるためです。 5案を比べて選ぶ 今回の返答では、5案すべてに備品貸出表、返信期限、漏れがある場合の返信という条件が入りました。禁止した「至急」「重要」「再送」も使われていません。 文字数は、候補番号と改行を除き、空白・数字・記号も1文字ずつ数えました。結果は次のとおりで、全案が35文字以内です。この文字数は入力条件を確認するためのもので、メールアプリで全文が表示される長さを保証するものではありません。 候補と文字数 読み比べるポイント 1番・30文字 資料名を括弧で目立たせている。「希望漏れ」の意味が相手に通じるかを確かめたい。 2番・30文字 資料名と「確認」が先にあり、依頼の種類を読み取れる。返信条件と期限は後半にある。 3番・31文字 期限を先頭に置いている。資料名を先に見せたい場合は、ほかの候補と比べる。 4番・31文字 「記載漏れ」と書かれており、表に希望が載っていない場合だと読み取りやすい。 5番・34文字 「ご確認」で丁寧さを出している。今回の中では最も長い。 ChatGPTは2番を推しました。当ブログでも、先に何の確認かを示したい場面では選びやすい案だと考えます。ただし、普段その表を使わない人には「漏れ」だけでは意味が伝わりにくいかもしれません。その場合は、何の漏れかを明示した4番も比較できます。 AIのおすすめと、自分の相手に合う候補は、分けて判断します。今回は生成と条件の照合までを行った例で、受信者の反応や開封率を測定したものではありません。 送信前に本文と照合する 件名が整っていても、本文と違うことを約束していたら使えません。メールへ貼り付ける前に、次の点を確認します。 対象:「11月の貸出表」と「10月28日の返信期限」を取り違えていないか。 対応する人:全員に返信を求める内容へ変わっていないか。 期限:日付だけでなく、17時という時刻も元の条件と同じか。 本文との関係:表のどこを確認し、どのように連絡すればよいかが本文に書かれているか。 今回の件名には、対象期間の「11月1日〜30日」までは書かれていません。期間の細部や返信方法は本文で補います。件名に条件を詰め込み続けるより、最初に伝える情報と本文で説明する情報を分けるのが、この例での編集上の提案です。 自分の用件に置き換えるときは、返信が必要な人と期限を先に確定させてください。同じ入力でも返答は変わります。OpenAIも、最初の返答を読み、必要に応じて条件や表現を調整する方法を案内しています。出典:Prompt engineering best practices for ChatGPT [https://help.openai.com/en/articles/10032626-prompt-engineering-best-practices-for-chatgpt]。 実務の情報を使う場合は、勤務先の入力ルールに従い、件名作成に不要な顧客名や機密情報を渡さないようにしましょう。 練習資料と関連記事 メール件名の入力・実際の返答・実行条件をダウンロード(TXT) [https://dendendori.com/wp-content/uploads/2026/10/dendendori-subject-run-20261023.txt] 資料には、今回使用した架空の入力条件とプロンプト、実行環境、返答全文を収録しています。内容を見直したり、自分の用件で何を変える必要があるかを考えたりするときに使ってください。 日程調整メールを作るときの指示と確認点 [https://dendendori.com/2026/10/07/chatgpt-scheduling-email/] ChatGPTの回答を確認する基本 [https://dendendori.com/2026/10/07/chatgpt-answer-check-basics/] 出典・確認日 OpenAI「Prompting [https://learn.chatgpt.com/docs/prompting]」:目標、背景、出力の形、変更しない条件の伝え方を参照。公開・更新日は確認した本文に明示されていません。 OpenAI「Prompt engineering best practices for ChatGPT [https://help.openai.com/en/articles/10032626-prompt-engineering-best-practices-for-chatgpt]」:具体的な条件、背景、トーンの指定と、返答を確認して改善する方法を参照。確認時の更新表示は「4 days ago」です。 資料確認日:2026年10月23日。入力条件と比較表は当ブログで作成し、返答部分には記載した環境での実出力を使用しました。使う件名が決まったら、最後に元の用件と本文を並べて確認してください。