ChatGPTの文字数を確かめて短くする|必要な情報を残す実例 公開日:2026年10月27日 https://dendendori.com/2026/10/27/chatgpt-character-count-shorten/ ChatGPTに文字数を指定したのに、貼り付け先では長すぎる。短くし直すと、今度は日付や料金の条件が消えてしまう。そんなときは、文章を作る作業と、できた文章を確かめる作業を分けると進めやすくなります。 先に「どこを、どう数えるか」と「消してはいけない情報」を決め、返答を別の手段で数える。そのうえで、短くする場所を絞って修正します。文字数が合っただけでは、案内として正しいとは限りません。 この記事では架空の写真展を題材に、ChatGPTで案内を作成し、同じ会話で短縮しました。実際に送った入力、返ってきた文章、編集側の検算結果を順番に掲載します。練習用の入力と返答をまとめたTXTも用意しました。 催し・会場・料金などは教材用の架空情報です。実在のイベント案内ではありません。調査・生成・確認は2026年10月26日に行いました。今回の少数の実例から、ChatGPT全体の成功率や他のモデルとの優劣は判断できません。 最初に決めるのは「本文のどこを数えるか」 文字数を比較するなら、毎回同じ範囲を数えます。例えば、本文だけを100文字にしたいのに、見出しや「以下が案です」という前置きまで一緒に数えると、確認したいものが変わってしまいます。 決めること 今回の実例のルール 数える範囲 返答として出力された案内本文だけ。見出し・前置き・文字数報告は付けない。 句読点・数字・記号 それぞれ1文字。例えば「200円」は4文字として数える。 空白・改行 今回の案内では出力しない。計測時に勝手に取り除いて合格にしない。 絵文字 今回の案内では使わない。複雑な数え方の違いを実例に混ぜない。 長さの条件 最初は120〜140文字、短縮版は80〜100文字。下限と上限の両方を確認する。 これは今回の練習用ルールです。投稿先や提出先に独自の規則がある場合は、その規則を優先してください。「100文字以内」と「100文字程度」では条件が違います。上限が決まっている場面で、少し超えてもよいと自己判断はしません。 絵文字や空白が入ると、ツール同士で差が出ることがある 見た目がひとまとまりでも、内部では複数の文字の要素からできている場合があります。Unicodeの文書も、利用者が1文字と感じるまとまりと、コードポイントという処理上の単位を区別しています。すべてのアプリが同じ単位で数えるとは限りません。出典:Unicode UAX #29 [https://unicode.org/reports/tr29/] そのため、絵文字を使う紹介文などで数字が合わないときは、空白・改行を含めるかと、貼り付け先のカウンターの規則を確認します。「AIが示した文字数」と「最終的な入力先で受け付けられる長さ」は別に確かめましょう。 短くする前に、残す情報を固定する 今回の読者は、写真展に行くかを判断したい地域の人です。日時、場所、料金、予約の要否が分からなければ予定を決めにくくなります。撮影できることだけを残してフラッシュ禁止を消すと、会場での行動にも影響します。 そこで、催し名・開催日・時間・会場・入場料・無料になる対象・予約・撮影条件を、最初の入力で8項目に分けました。8項目はこの教材の整理単位で、どんな案内も8項目で足りるという意味ではありません。 読み手が知りたいことや次に行うことから文章を考え、重要な情報を先に置く考え方は、オーストラリア政府の文章ガイドでも示されています。本記事では、その考え方を日本語の案内文に応用しています。出典:Australian Government Style Manual [https://www.stylemanual.gov.au/style-manual-resources/quick-guides/quick-guide-plain-language] 削る候補は、まず挨拶・呼びかけ・重複する説明です。日付の年、会場の階、「小学生以下」の「以下」のような短い語は、文字数が少なくても意味を左右します。短い部分から機械的に削る方法は向きません。 実例1:120〜140文字の案内を作る OpenAIの公式ガイドでは、目的や必要な文脈、出力の形式・長さ、守ってほしい条件を明示する方法が紹介されています。ただし、条件を書いたこと自体を結果の保証にはしません。出典:OpenAI「Prompting」 [https://learn.chatgpt.com/docs/prompting] 実行:2026-10-26 13:29:36 JST/ChatGPT Webの通常チャット。モデル選択欄は「GPT-6」、思考量は「Extra High」でした。同じメニューに利用上限の表示もあったため、内部で使われたモデルは断定していません。新しい会話で始め、アカウントのパーソナライズ設定は変更していません。入力で元資料だけを使うよう指定しました。 実際に送った入力全文 地域の人向けの短い催し案内を作ってください。以下はすべて練習用の架空情報です。外部検索や他の資料を使わず、この情報だけを使ってください。 【必ず残す情報】 ・催し名:こもれび写真展 ・開催日:2026年11月21日 ・開催時間:10:00〜16:00 ・会場:こもれび交流室1階 ・入場料:200円 ・小学生以下は入場無料 ・予約不要 ・撮影可。ただしフラッシュ不可 【出力条件】 案内本文だけを120〜140文字で、読みやすい自然な日本語にしてください。句読点・数字・記号もそれぞれ1文字として数えます。空白、改行、絵文字は出力しないでください。見出し、前置き、文字数の報告は不要です。8項目の意味を変えずに残し、住所・特典・展示内容など元資料にない事実は補わないでください。 実際の返答 返答全文を掲載します。文字や句読点は修正していません。画面上の折り返しは、本文中の改行ではありません。 「こもれび写真展」は2026年11月21日に開催します。時間は10:00〜16:00、会場はこもれび交流室1階です。入場料は200円、小学生以下は無料です。予約は不要です。撮影もできますが、フラッシュは使用できません。ご都合のよい時間に、どうぞお気軽にお立ち寄りください。 編集側で別に数えると136文字でした。120〜140文字の範囲内です。空白・改行・絵文字はなく、最初の8項目も保持されています。末尾には来場を促す呼びかけが加わりましたが、特典や新しい展示内容は追加されていません。 この実行では初回から長さの条件を満たしました。「文字数を指定すると必ず失敗する」と説明する材料にはなりません。一方、1回成功したから次も確実だと判断することもできません。 実例2:80〜100文字へ短くする 次は同じ会話で、実測した文字数と新しい範囲を伝えました。「短く」だけでは、どの条件まで省いてよいのかが曖昧です。残す情報を再確認し、先に削る候補を呼びかけに絞っています。 以下の追加入力だけを新しいチャットへ貼ると、元の8項目も前の返答も伝わりません。自分で試す場合は、実例1から順に同じ会話で進めてください。 実際に送った追加入力 実行:2026-10-26 13:30:55 JST/実例1と同じ会話。 直前の案内本文は、編集側で句読点・数字・記号を含めて136文字と数えました。今度は80〜100文字へ短くしてください。 最初の入力にある8項目の意味をすべて残してください。特に開催年、終了時刻、会場の階、小学生「以下」無料、予約不要、撮影可とフラッシュ不可の組合せを省かないでください。 読みやすさを保ち、挨拶や呼びかけを先に削ってください。案内本文だけを出力し、空白・改行・絵文字・見出し・説明・文字数の報告は付けないでください。新しい事実は補わないでください。 実際の返答:短縮版 「こもれび写真展」は2026年11月21日、10:00〜16:00にこもれび交流室1階で開催します。入場料200円、小学生以下無料。予約不要。撮影可ですが、フラッシュは使用できません。 編集側の実測は92文字で、80〜100文字の範囲内でした。初回より44文字短くなり、末尾の呼びかけがなくなりました。「入場料は」「予約は」などの言い回しも簡潔になっています。 残す情報 136文字版・92文字版の確認 催し名 こもれび写真展:両方に保持 日付 2026年11月21日:両方に保持 時間 10:00〜16:00:両方に保持 会場 こもれび交流室1階:両方に保持 入場料 200円:両方に保持 無料の対象 小学生以下は無料/小学生以下無料:両方に保持 予約 不要:両方に保持 撮影条件 撮影可、フラッシュ不可:両方に保持 短縮版も、開催年・終了時刻・会場の階・無料対象・撮影の例外を保持していました。必要な情報を落とさずに短くできた、今回の1回の結果です。読み手が条件を見つけやすいかどうかは、文字数とは別に判断します。 実例3:上限をさらに厳しくしたら、何を相談するか 長さが足りなくなったとき、重要な条件を黙って消してよいわけではありません。そこで同じ情報を40文字以内にする条件を出し、すべてを読みやすく残せないと判断した場合は、案内文を作ったふりをせず相談点を示すよう依頼しました。 この段階は「40文字の案内を完成させる」実例ではなく、制約の衝突をどう扱うかの確認です。AIの判断が、あらゆる表現で不可能だと証明するものでもありません。 実際に送った追加入力 実行:2026-10-26 13:33:20 JST/実例1・2に続く会話。 今度は案内本文を40文字以内にすることを検討します。ただし、最初の8項目の情報はすべて必要です。意味が曖昧になる省略語や、初見の読者が解読しにくい数字の羅列は避けます。 すべてを40文字以内で読みやすく伝えられないと判断した場合は、条件を黙って削った案内文を出さず、「どの条件を人が見直す必要があるか」を短く説明してください。文字数を増やす案、概要と詳細を分ける案を比較し、概要だけでは完結しないことも示してください。 今回は相談への返答なので、説明文全体を40文字以内にする必要はありません。外部検索や新しい事実の追加は不要です。 実際の返答:条件の相談 8項目すべてを、読みやすさを保ちながら40文字以内に収めるのは困難です。 無理に短縮すると、開催年、会場の階数、無料対象、撮影条件などが曖昧になります。 人が見直す必要があるのは、情報そのものではなく、文字数の上限と情報の掲載方法です。 方法 メリット デメリット 文字数を増やす 8項目を正確に伝えられる 40文字以内には収まらない 概要と詳細を分ける 最初の案内を40文字以内にできる 概要だけでは必要情報がそろわない 推奨:文字数を80〜100文字に変更 8項目を残した案内文を作成できます。 40文字以内が必須の場合 概要(40文字以内) 「こもれび写真展」2026年11月21日開催。詳細は別途ご案内します。 ただし、この概要だけでは開催時間、会場、料金、無料対象、予約・撮影条件が分かりません。必ず詳細案内を併記する必要があります。 結論: 8項目すべてが必須なら、80〜100文字への上限変更を推奨します。40文字の制限を優先する場合は、概要と詳細をセットで掲載する方針を人が決定する必要があります。 返答は上限や掲載方法を見直す提案をしました。中に含まれる概要だけを別に数えると35文字で、40文字以内です。ただし、開催時間・会場・料金・無料対象・予約・撮影条件は入っていません。これを8項目すべてがそろった案内としては使えません。 また「詳細は別途ご案内します」は、今回新たに提案された掲載方法です。主催者が実際に詳細を案内する準備をした事実ではありません。使うなら、詳細本文を読者が確実に読める場所へ用意し、概要だけが独り歩きしないようにします。 返答の「80〜100文字なら作成できる」は、この会話では直前の92文字版が具体例になっています。別のイベントや情報量でも同じ範囲で足りるという保証ではありません。40文字の制約を変えられず、詳細を併記する余地もないなら、条件を見直せる担当者へ戻す判断が必要です。 自分で試すときの検算と、提出前の確認 本文を選び、別のカウンターで数える Wordを使う場合は、数えたい本文を選択し、単語数から文字数などの統計を確認できます。単語数と文字数を取り違えず、空白を含める欄かどうかも見ます。ここはMicrosoft公式資料に基づく案内で、今回の実例をWord画面で測定した結果ではありません。出典:Microsoft「Show word count」 [https://support.microsoft.com/en-us/word/training/show-word-count]/Word counter [https://word.cloud.microsoft/create/en/word-counter/] 今回の編集側の計測にはNode.jsを使い、本文をUnicodeコードポイント単位で数えました。別の集計方法でも照合しています。空白や改行を取り除く加工はしていません。計測方法と結果は配布資料に記載しました。読者の投稿先の計測方式を検証したものではないため、最後は実際の入力先でも確かめてください。 長さと内容を、別々に合否判定する 状態 次にすること 文字数も情報も条件内 読みやすさを確認し、実際の貼り付け先で最終チェックする。 長さだけ超えている 実測値を伝え、重複や呼びかけから短縮する。次の返答も数え直す。 短いが情報が抜けた 元資料と照合して抜けを特定。文字数だけで合格にしない。 必要情報と上限が両立しにくい 上限を広げられるか、概要と詳細を別にできるかを人が判断する。 例えば「小学生以下無料」が「小学生無料」になっていないか、「撮影可」と「フラッシュ不可」が両方残っているかを見ます。数字を拾うだけでなく、対象や例外の範囲も確認します。 文章を短くしても、ひとつの文へ情報を詰め込みすぎると読み取りにくくなります。Digital.govのガイドも、複雑な情報を分けて簡潔に伝える考え方を示しています。英語向けの語数目安をそのまま日本語へ当てはめず、実際に読んで意味を追えるかを確認しましょう。出典:Digital.gov「Writing for understanding」 [https://digital.gov/guides/plain-language/writing/clear-short/] 生成結果は下書きとして扱い、重要な数値・日付・名前や不足情報を確認することは、OpenAIの利用ガイドでも勧められています。文字数確認をAIに頼む場合も、その自己申告だけで作業を終えないのがこの記事の手順です。出典:OpenAI「Use ChatGPT」 [https://learn.chatgpt.com/docs/use-chatgpt] 入力と実際の返答をまとめた練習資料 文字数確認の練習資料をダウンロード(TXT・8.6KB) [https://dendendori.com/wp-content/uploads/2026/10/length-practice-prompts-results-2026-10-26.txt] 初回の架空資料を含む入力全文、同じ会話での追加入力、未加工の返答、実行日時、環境、検算方法と結果をまとめました。編集側で編んだUTF-8のテキスト資料です。ChatGPTがファイルを生成したとする実例ではありません。 今回の実行は各入力1回ずつです。同じ入力でも返答は変わります。別の案内で使うときは、開催条件や個人情報を確認し、利用してよい内容へ置き換えてください。本文に付け足す住所・申込先などがあれば、その分を含めて最後にもう一度数えます。 まずは「数える範囲」と「消さない情報」を決めるところから。返答を別に数え、元資料と照合してから、削る場所や長さの条件を調整すると、短さだけに引っ張られずに案内を整えられます。 あわせて読む ChatGPTで文章を要約する|「予定・例外」を落とさない練習【第6回】 [https://dendendori.com/2026/10/14/chatgpt-summary-keep-conditions/]:長い文章から条件を保って要点を取り出す練習。 ChatGPTの文章を読む人に合わせて直す|実際の前後比較【第14回】 [https://dendendori.com/2026/10/23/chatgpt-rewrite-reader-purpose/]:長さに加え、読み手と目的に合わせた調整を扱います。 出典・確認日 以下は2026年10月26日に本文を確認した一次資料です。公開・更新日が明示されていない資料は確認日を記載しています。実例の入力文、架空資料、結果の照合表、編集上の判断は当ブログによるものです。 OpenAI:Prompting [https://learn.chatgpt.com/docs/prompting]、Use ChatGPT [https://learn.chatgpt.com/docs/use-chatgpt]。公開・更新日の明示なし。 Unicode Consortium:Unicode Standard Annex #29: Unicode Text Segmentation [https://unicode.org/reports/tr29/]。確認時の表示はUnicode 18.0.0、Revision 49、2026年9月1日。 Microsoft:Show word count [https://support.microsoft.com/en-us/word/training/show-word-count]、Word counter [https://word.cloud.microsoft/create/en/word-counter/]。公開・更新日の明示なし。 Australian Government Style Manual:Quick guide: plain language [https://www.stylemanual.gov.au/style-manual-resources/quick-guides/quick-guide-plain-language]。公開・更新日の明示なし。 Digital.gov:Writing for understanding / Clear and short [https://digital.gov/guides/plain-language/writing/clear-short/]。公開・更新日の明示なし。