ChatGPT初心者向け第13回:長い会話を引き継ぎメモにまとめる

公開日:2026年10月22日 · 元の記事を読む

画像の一部と資料リンクの利用には、インターネット接続が必要です。

長く相談していると、最初の案と後で決めた内容が混ざり、「続きからお願い」と言っても何を続けるのか伝えにくくなります。今回は、会話を読み返しながら、次の作業に必要なメモを作ります。

第13回の目標は、決まったこと・未確認のこと・次に頼むことを分けることです。前回の第12回・説明を自分の言葉で確かめる練習と同じように、できあがった文を元の内容と照らします。

次の作業に必要な情報を選ぶ

引き継ぎでは、会話を同じ割合で短くするよりも、「次に何を作るのか」から残す情報を選ぶと扱いやすくなります。たとえば案内文を仕上げるなら、対象者、決まった条件、まだ決まっていない点が必要です。

ChatGPTのメモリは、会話のすべての細部を保持する仕組みではありません。機能や設定にも利用環境による差があります。必要な条件は新しい会話でも明示しましょう。出典:OpenAI「ChatGPT のメモリ」。

メモは自分が読み直せる場所にも保存します。ただし、元の会話を丸ごと他人へ共有する必要はありません。個人の連絡先など、次の相談に不要な情報は外します。

架空の会話で決定と提案を分ける

読書会の案内を作る例

次は当ブログ作成の練習用記録です。実際の読書会やChatGPTの実行結果ではありません。

「駅前の喫茶店で日曜に開催」とまとめると、提案だった会場が決定事項に変わってしまいます。また、「土曜6人」の条件を残すと、後の変更が伝わりません。

区分 メモに残す内容
決定 日曜午前、4人の読書会
未確認 開催日と会場。喫茶店は候補にとどまる
取り下げた案 土曜午後、6人という初期案は使わない
次の作業 未定事項を埋めず、募集案内の下書きを作る

元のチャットでメモを頼む

ここまでの会話から、案内文の下書きを作るための引き継ぎメモを作ってください。
・今回の目的
・私が決めたことと、判断の根拠になった発言
・提案のままのこと、未確認のこと
・後の発言で変更した条件
・次に頼む作業
を分けてください。
あなたが提案しただけの内容を、決定事項にしないでください。
確認できない箇所は「不明」とし、推測で補わないでください。

OpenAIの「Prompting」は、目的・必要な文脈・出力形式・守る条件を伝え、返答を見て調整する方法を案内しています。この依頼も、何を続けたいかに合わせて書き換えて使います。

メモを元の会話と照らす

メモが整っていても、そのまま正しいとは限りません。まず日付、人数、場所、担当者など、間違えると次の作業が変わる箇所を元の発言と比べます。

今回なら「4人」が後の決定か、会場が確定した発言は本当にあるかを確認します。「前にそう言った気がする」で補わず、見つからなければ未確認として残します。元資料やファイルが必要な作業では、ファイル名だけでなく、次のチャットで内容を参照できるかも確認してください。

会話が長すぎて必要な部分が抜ける場合は、該当する発言を自分で選んで渡し直します。全部をもう一度要約させるより、条件を変更した箇所など、足りない部分を具体的に追加します。

新しいチャットで再開する

確認したメモを貼り付け、最初にしてほしいことを一つ添えます。以下は、上の練習例の条件を照らして整えたメモの例です。

読書会の募集案内の下書きを作りたいです。
確認済みの条件:日曜午前、4人。
未確認:具体的な開催日と会場。
候補:駅前の喫茶店。ただし決定していません。
使わない旧案:土曜午後、6人。

このメモを前提に、未確認事項を確認するための質問を二つだけ作ってください。
まだ案内文を書き始めず、日付や会場を推測で決めないでください。

新しい返答が古い条件に戻ったら、該当箇所を指して訂正します。引き継ぎメモを貼っただけで、外部の予約や連絡が完了するわけではありません。下書きと実際に行った作業も分けて管理しましょう。

今日の練習と次回予告

相談中の会話を一つ選び、決定事項を二つ、未確認事項を一つ、次に頼む作業を一つ書いてみてください。そのあとでChatGPTに整理を頼み、自分のメモと違う点を元の会話で確認します。

文章を短くする練習は第6回・条件を残した要約へ。複数の相談を継続する仕組みはプロジェクトで作業を続ける方法も参考になります。

次回は、ChatGPTに作ってもらった文章を、読む人と目的に合わせて直す練習をします。

出典・確認日

確認日:2026年10月22日。練習用の会話、整理表、入力文は当ブログが独自に作成しました。