ChatGPT初心者向け第12回:難しい説明を身近な例と言い換えで確かめる

ChatGPTの説明を読んでも、言葉が難しくて先へ進めない。そんなときは、分からない箇所を一つ選び、身近な例を頼んでみましょう。そのあとで自分の言葉に直し、元の説明の条件が残っているかを確かめます。

第12回は、「分かりやすくなった」と「正しく理解できた」を順番に確認する練習です。前回の第11回・二つの案を判断基準で比べる練習で出てきた、分かりにくい説明にも使えます。

分からない言葉を一つ選ぶ

「全部やさしくして」と頼む前に、どこで止まったかを書き出します。単語の意味が不明なのか、条件のつながりが分からないのかによって、欲しい説明が違うためです。

つまずき 追加で伝えること
単語の意味が分からない その言葉の意味を、別の難しい言葉を使わず説明してほしい
似た状態を区別できない それぞれの状態で、できることの違いを示してほしい
説明が抽象的 一つの身近な例と、例では表せない部分がほしい

OpenAIの公式ガイドは、必要な資料や詳しさを伝え、回答を見て追加の指示で調整する方法を案内しています。本記事では、その考え方を使って聞き直します。参考:ChatGPT Learn「Prompting」。

架空の申込ルールを身近な例にする

まず、説明のもとになる文章を用意する

次は当ブログが作った練習用のルールです。実在するイベントの規約ではありません。

工作教室の申込受付は、参加の確定を意味しません。定員を超えた場合は抽選します。当選通知を受け取った人が、通知に書かれた返信期限までに参加すると返信すると、参加が確定します。

ここで「受付」と「確定」が同じに感じられるなら、その二つに絞って頼みます。ChatGPTの返答を読み直す場合も、分からない箇所と、判断の根拠となる元資料を区別して渡しましょう。

次の架空の工作教室ルールにある「申込受付」と「参加の確定」の違いが分かりません。
初めて申し込む人向けに、次の順で説明してください。
1. それぞれの意味を短い文で説明
2. 身近な例を一つ
3. その例と元のルールが一致しない部分
抽選と返信期限の条件は省かず、書かれていない条件は足さないでください。

元のルール:
工作教室の申込受付は、参加の確定を意味しません。
定員を超えた場合は抽選します。
当選通知を受け取った人が、通知に書かれた返信期限までに参加すると返信すると、参加が確定します。

例え話のあとで元の文章に戻る

たとえば「お店の順番待ち名簿に名前を書いただけでは、まだ席に案内されていない」という説明は、二つの状態の違いを考える助けになります。これは筆者が作った説明例で、ChatGPTを実行した結果ではありません。

ただし、この例だけでは抽選や期限内の返信を表せません。「名前を書いた順に参加できる」と理解したら、元のルールと食い違います。たとえの分かりやすさに加えて、どの条件を表していないかも確認します。

自分の説明を元の条件に照らす

次は画面の説明をそのまま写さず、自分ならどう説明するかを書きます。うまく書こうとせず、理解できた範囲を短くまとめれば十分です。

練習用の不十分な説明は「当選の連絡が来たら参加できる」です。これでは返信期限の条件が抜けています。条件を残した説明例は「応募しただけでは参加は決まらない。定員を超えたら抽選があり、当選の連絡に期限までに参加の返信をすると決まる」です。

先ほどの元のルールと、私の説明を比べてください。
私の説明:当選の連絡が来たら参加できる。

元の文と一致する点、抜けている条件、元の文にない推測を分けてください。
間違いがあれば、関係する元の条件を示してください。
修正版をすぐに完成させず、まず私が直すべき点を短く教えてください。

指摘を受けたら、自分で書き直して元の文章を読みます。AIから「正しい」と言われても、抽選・通知・返信期限を自分で照らし合わせましょう。公式ガイドも、整った回答に誤りや不足があり得るため、重要な内容を確認するよう案内しています。参考:ChatGPT Learn「Use ChatGPT」。

言い換えても分からないとき

新しい専門用語が増えたら、その用語だけ説明し直すよう頼みます。例えが身近でなければ、料理や買い物など、自分が知っている場面に変更してください。例を増やしすぎず、一つの例と元の文章を行き来します。

対話形式で学びたい場合は、学習モードも選択肢です。公式ヘルプでは、易しい言葉やたとえを頼み、段階的に理解を確認する使い方を案内しています。本記事の二つのプロンプトは、通常の会話で聞き直す練習としても使えます。参考:OpenAI「ChatGPT で学習モードを使う」。

元資料自体が曖昧なら、言い換えだけでは答えを決められません。実際の申込条件は主催者の案内などへ戻って確認します。確認の手順は第4回・回答を確かめる練習も参考にしてください。

今日の練習と次回予告

今日は、分からない言葉を一つ選ぶ、例えの限界を確認する、自分の説明から抜けた条件を探す、の三つを試しましょう。今回のプロンプトと説明例は独自に作成した教材で、実測結果や学習効果を示すものではありません。

次回は、長くなった会話から、決まったこと・未確認のこと・次に頼むことを引き継ぎメモにまとめる練習をします。

出典・確認日

以下の公式資料の本文を2026年10月21日に確認しました。確定した公開・更新年月日は確認できないため記載していません。

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