ChatGPTに問題を送ると、解答まで読んで「分かった気がする」。でも、似た問題を自分で解こうとすると手が止まる。そんなときは、1問出してもらい、自分が答えるまで待ってもらう進め方を試してみましょう。
ここでは、学習モードの入口と、ヒントを受けながら考えるための指示文を紹介します。算数の対話は当ブログで作った架空例です。実際の生成結果や学習効果を測定した記録ではありません。
学習モードを開き、今日の範囲を決める
OpenAIの公式ヘルプでは、学習モードは質問や段階的な説明で理解を支える機能とされています。ログインした状態で学習モードの入口を開くか、Webの入力欄で「@study」と入力し、候補の「Study」を選びます。
見つからない場合は通常のチャットで確認してください。公式ヘルプ上では、一時チャット、GPT、プロジェクト内では選択できないと説明されています。出典:OpenAI「Using study mode in ChatGPT」
始める前に「今日は割合の値引き計算を3問」のように、範囲と終わりを小さく決めます。「算数を全部教えて」よりも、自分が途中で困った点を伝えやすくなります。
コピーして使える「1問ずつ」の指示文
次の例は、大人の算数の学び直しを想定しています。学年を書く必要はありません。「小数の計算はできる」「割合の意味が曖昧」など、現在の状態を添えれば始められます。
割合の値引き計算を練習したいです。
小数の掛け算はできますが、値引き額と支払う金額を混同します。
今日は短い問題を3問、1問ずつ出してください。
最初は問題文だけを示し、私の回答を待ってください。
答えや解説、次の問題を先に出さないでください。
私が間違えたら、答えを明かさず、考え直すためのヒントを1つだけください。
「解説して」と言ったときに、式と考え方を説明してください。
正解したときは、理由も自分の言葉で説明できるか確認してください。
最後に、復習する点を2つ以内にまとめてください。
OpenAIの指示文ガイドは、目的や必要な条件を伝え、返答を見ながら具体的に修正する方法を案内しています。この例の問題数や進め方は、その考え方を学び直し向けに組み立てたものです。出典:OpenAI「Prompting」
3問は練習量の提案であり、習得の基準ではありません。1問でも疲れたら区切り、次に考えることをメモして終えて構いません。
架空例:500円の20%引きを考える
以下は、望む進み方を説明するために作成した対話です。同じ指示でも、必ずこの返答になるわけではありません。
出題:
定価500円のノートが20%引きです。
支払う金額はいくらですか?
学ぶ人:
500×0.2で、100円だと思います。
ヒント:
求めた100円は「安くなる金額」と「支払う金額」のどちらでしょうか?
問題で聞かれているものと比べてみてください。
ここで次の問題へ進まず、「100円は値引き額だから、支払額は別に求める」と言い直します。数字だけで正誤を判断するより、何を計算したのかを確認する練習にします。
自分で考えてから、例の解説を開く
値引き額は500×0.2=100円。支払額は500−100=400円です。「20%引き」は元の価格の80%を払うことなので、500×0.8=400円でも求められます。
解説を読んだ後は、画面を見ずに「500×0.2だけでは支払額にならない理由」を短く説明してみます。言葉にできなければ、まだ分からない箇所をそのまま質問してください。
もう1問練習するなら「定価800円が15%引き」に数字を変えてもらいます。答えを覚えているかだけでなく、同じ考え方を使えるか確かめるための変更です。
答えが出た、難しすぎるときの頼み方
公式ヘルプでも、学習モードが直接答えを出す場合があると案内されています。指示した進み方と違ったら、次のように軌道修正します。出典:OpenAI公式ヘルプ
答えが見えてしまったので、同じ考え方で解ける別の問題にしてください。
今回は問題だけを出して、私の返答を待ってください。
ヒントが難しければ「式はまだ書かず、何を求める問題か確認する質問を1つください」と頼みます。説明が長いときは「まず1文だけ説明し、私が理解できたか待ってください」で区切れます。
逆に簡単すぎる場合も、急に難問にせず「値引き率だけ少し変えてください」と、変える部分を指定すると取り組む範囲を把握しやすくなります。
最後に「できたこと」と「次の課題」を残す
会話を終える前に、次の3項目を自分のノートへ残します。これは当ブログからの記録方法の提案です。AIに付けてもらった点数だけで、理解度を決める必要はありません。
| 記録する項目 | 書く内容の例 |
|---|---|
| 取り組んだ範囲 | 値引き額と支払額の区別 |
| 自分の説明 | 定価から値引き額を引くと支払額になる |
| 次に確認する点 | 別の値引き率でも式を立てられるか |
上の表も架空の記入例です。実際には「ヒントありならできた」「解説を見ても曖昧」のように、助けが必要だったところを具体的に書きます。次回、その部分から再開できます。
解説が正しいかも確かめる
学習モードも誤ることがあります。大切な解説は教科書や解答集と照合し、食い違いが残るなら先生などに確認してください。提出する課題では所属先のAI利用ルールに従います。これらの制限は公式ヘルプでも説明されています。
教材を使う場合は、まず自分で作った短い問題や入力してよい範囲から始めましょう。氏名、学校名、他人の成績など、練習に不要な情報は含めません。学習モードの利用だけで成績向上や習得を保証するものではありません。
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出典・確認日
- OpenAI「Using study mode in ChatGPT」。更新表示は「2 months ago」。正確な年月日は表示から特定していません。
- OpenAI「Prompting」。確認した本文に公開・更新日の明示はありません。
確認日:2026年10月13日。問題、対話、指示文、記録表は当ブログで作成した説明用の例です。画面や提供状況は変わる場合があります。
ピンバック: ChatGPTの音声入力と音声会話の違い|送信前に直すか、話して相談するか – でんでん鳥のブログ